自分で主体的に決めるバランス

アーサナの世界では解剖学的に正しいバランスが(ほぼ)決まってきていると思います。これは、可動域や心地よいと思える領域が身体レベルで規定されているから。でも、ヤマ・ニヤマのレベルでは、どこのバランスがいいかっていう基準や制限は、自分が決めないといけないんですよね、実は。

例えば、食事の話だと…

エンプティフード(ジャンクフードやお菓子)ばかり

ちゃんとご飯を食べる

足りないものをサプリで補う

自然由来のものにこだわる

肉は食べない

動物性のものは一切口にしない(ヴィーガン)


…みたいな段階に分けられると思います(ここではかなり乱暴に二元論にしていますが)。


で、スーパーに行けばいろんな食材が置いてある文化で育った日本人にとっては、そもそもヴィーガンっていうライフスタイルを知らなければ、そんな世界をやってみようという発想すら思い浮かびませんよね?宗教上の制限があるハラルフードもありますし、水も飲まずに果物しか食べない人、オカルトチックですが全くものを食べないで生きている「不食」の人もいるらしいですよ!


確かに納豆やドリアンを食べたことない人に味を想像させても、経験したことのないものはイメージさせられないですよね。「腐った牛乳みたいな匂いがする」と既知の世界でしか認識&表現ができません。


だから、世界を広げつつ(どこまでどう広げるべきかは、生きるセンスや与えられたカルマとしか言いようがない)、基準をアップデートしていくのが、いいんじゃないでしょうか?バガヴァットギータで、クリシュナがアルジュナに、お前のダルマは人を殺して国を守ることだと諭したのも、アルジュナなりのアヒンサーの基準を考えろということなんじゃないでしょうか。

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Kenken is a relaxed yogi.

ディープリラックスヨガのメンズインストラクター、ケンケンのWebサイトです。 国内で珍しい、リストラティブヨガの男性ヨガインストラクターとして活躍中。2012年からホットヨガを始め、ハートオブヨガ、ヨガ哲学、Five Elements Yoga(R)、アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガなど様々なヨガを嗜む中、ストレス解消や不眠改善に効果的とされるリストラティブヨガを主軸に教えています。