メガネヨガ:いただきますはイーシュワラプラニダーラ


このゴールデンウィーク、ワークショップやヨガイベントなどに精力的に参加しました。本当にいろんな方にお世話になったりしたので、ちょっとそれに関わる話を。


ヨガの定める8つの段階(八支則)のレベル2であるニヤマの最後にイーシュワラプラニダーラというものがあります。


これって、和訳で神への祈りになっているんですが、無神論者の多い日本人にはピンとこないんじゃないかなぁと思います。正直僕は最初はピンときませんでした。

ということで、サンスクリット語を分解してみましょう。

イーシュワラ…統治する者、権力者、神、宇宙の現象の全て
プラニダーラ…完全に常につながっている、ひとつになること、自分を明け渡す、ゆだねる

ということは、自分の力の及ばないものにゆだねるという意味合いってことです。

人生という名のストーリーの主人公は自分自身。でもストーリーは主人公の力の及ぶ範囲だけで展開するわけもなく、いろんなものからの恩恵を受けて、今があると言うことを言いたいんじゃないですかね。つまり、感謝。ここまで費やされた命や労力に敬意を表す「いただきます」と似てると思いました。

自分の人生、自分自身で舵を切っている感覚になりがちですが、それだけでなく力の及ばない大きな流れによって生かされている。最近本当に周囲の方々のご尽力で貴重な出会いやお話、体験などをさせてもらっているので、こういう実感があります。いただきます。


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Kenken is a relaxed yogi.

ディープリラックスヨガのメンズインストラクター、ケンケンのWebサイトです。 国内で珍しい、リストラティブヨガの男性ヨガインストラクターとして活躍中。2012年からホットヨガを始め、ハートオブヨガ、ヨガ哲学、Five Elements Yoga(R)、アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガなど様々なヨガを嗜む中、ストレス解消や不眠改善に効果的とされるリストラティブヨガを主軸に教えています。